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大分銀行、基幹系データウェアハウスを稼働開始、日本ユニシスと共同開発

2009年4月18日(土)IT Leaders編集部

日本ユニシスと大分銀行は2009年4月17日、同行向け基幹系データウェアハウス(DWH)システムを両社で共同開発し、業務運用を開始したと発表した。

 大分銀行(本店:大分県大分市)では総合的な金融サービスの提供に向け、一層の営業力強化が重要となるため、従来の情報系システムを大幅に機能拡充した新システム開発を進めていた。システム基盤構築を日本ユニシス、業務アプリケーション構築を大分銀行が担当し、2008年2月に要件定義に着手してから約13カ月の開発期間をかけている。

 日本ユニシスでは今後、本システム開発で培ったノウハウを活かし、他金融機関での本分野におけるシステム開発に取り組んでいく。

 新システムの特徴は次のとおり。

顧客情報の一元管理・統一名寄せ
 旧システムでは、顧客情報が勘定系、情報系、サブシステムに分散しており、全店の顧客情報を得るために、各システムから情報を取得しなければならなかった。今回、勘定系システムならびに各サブシステムの顧客情報を集約・名寄せし、顧客の属性情報や取引状況を行内PCから一括照会できる。

データの鮮度向上
 データ蓄積基盤を日次ベース化。これまでの月次ベースのデータに対し、よりタイムリーな情報分析や実績把握が可能となり、取引状況に合った顧客対応を実現。

サブシステムとのデータ連携の強化
 今後導入されるサブシステムを中心に、データ供給源を基幹系DWHシステムに切り替えていくことで、勘定系システムの負荷を軽減できる。

提供基盤にES7000、WindowsServer、SQLServerを採用
 OS/データベース基盤にマイクロソフトのWindowsServer/SQLServer、ハードウェアに日本ユニシス提供のミッションクリティカルサーバES7000のプロダクトセットを採用し、日次ベースのデータ蓄積に対応した24時間365日安定的な稼働を実現した。

日本ユニシス
http://www.unisys.co.jp/

大分銀行
http://www.oitabank.co.jp/

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