日本HPは2009年4月21日、UNIX OSの新版「HP-UX 11i v3 update 4」と仮想化ソフト「HP Integrity VM 4.1」、クラスタ・ソフト「HP Serviceguard 11.19」を出荷開始した。
HP-UX 11i v3 update 4は、待機時の消費電力を従来に比べて8%削減したほか、OS更新に伴うサービス停止時間を従来版より約50%減らした。
HP Integrity VM(HPVM)は、HP-UX 11i v3をホストOSとする仮想化ソフト。「sub-CPUパーティショニング」と呼ぶ技術により、プロセサのリソースを5〜100%の範囲で複数の仮想マシンに分割する。その新版であるHPVM 4.1の特徴は、稼働中のアプリケーションを停止させることなく仮想マシンを他のサーバーに移動できる「オンライン・マイグレーション」機能を追加したこと。
サーバーをクラスタ化してシステムの可用性を高めるServiceguardの新版は、「高速フェイルオーバー機能」を備える。これにより、稼働中のアプリケーションやネットワークリソースをほかのサーバーに切り替える際にかかる時間を従来の30秒から4秒に短縮できるという。さらに、仮想マシン上で稼働するアプリケーションの障害検知を可能にした。従来は、仮想マシン自体の死活監視しかできなかった。
1コアあたりのライセンス価格(税抜)は、HP-UX 11i v3 update 4とHP Integrity VM 4.1、管理ソフトなどを含むパッケージ製品の「HP-UX 11i v3 Virtual Server Operating Environment(VSE OE)」が97万5000円から、HP Serviceguard 11.19が38万9000円から。オンラインマイグレーション機能を利用するために必要な「HP Integrity Online VM Migration」のライセンス価格は、1コアあたり12万円からである。
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