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三菱電機、データ分析基盤「DIAPRISM」に複数のデータ形式を処理できるミッドレンジモデルを追加

2009年6月18日(木)IT Leaders編集部

三菱電機は2009年6月17日、膨大なデータを高速分析するデータ分析プラットフォーム「DIAPRISM(ダイアプリズム)」の新製品として、複数の形式のデータを処理でき、導入も容易な「DIAPRISMビジネスインテリジェンススイート Standard Edition」を7月30日から発売すると発表した。この製品の製造・販売・保守は三菱電機インフォメーションテクノロジーが担当し、大量のデータを分析・集計する需要が高い流通、製造、通信、金融などの各分野に販売する。

データ分析プラットフォーム「DIAPRISM」は、売り上げデータ、ウェブログデータなどさまざまなデータを高速に集計・検索して、その結果を可視化するBIシステムである。今までのラインアップには、大規模で多様な形式のデータを処理可能なハイエンドモデルと、導入が容易で単純なCSV形式や固定長データを扱うエントリーモデルの2モデルが用意されていた。そこに今回、多様な形式のデータを取り込み、それらのデータを簡単に統合できるミッドレンジモデルが提供された。

新製品の特長は次のとおり。

1. 複数形式データの抽出、変換、統合の作業負荷を低減
新製品は、ハイエンドモデル同様に、RDB、XMLファイル、ウェブログなどのデータ変換機能を搭載している。複数の業務システムが扱う形式の異なるデータを抽出、変換、統合する手順をフローチャート形式で容易に定義でき、一連の初期設定作業も自動化しているため、導入が容易で作業負荷も低減できる。

2. データの集計・検索結果を短時間で転送し、全般のスループットを向上
DIAPRISMで集計・検索されたデータは利用者のプログラムなどに転送される。新製品はデータベースアクセス処理の最適化により、転送時間をこれまでのハイエンドモデル(DIAPRISM ビジネスインテリジェンススイートx64 Native版)に比べ、2分の1から最短で7分の1に短縮している。これにより、処理全般のスループットが向上する。

3. Windows Server 2008をサポート
最新の「Windows Server 2008, Standard 32-Bit」、「Windows Server 2008, Enterprise 32-Bit」に(9月から)対応するので、最新のサーバープラットホームで利用できる。

「DIAPRISMビジネスインテリジェンススイート Standard Edition」の標準価格(CPUコア1~4個の場合)は、651万円より。
本製品はソフトウェアでハードウェアは含まない。価格はサーバーのCPUコア数により異なる。

三菱電機は今後、年間200システムの販売を目指す。

DIAPRISM
http://www.mitsubishielectric.co.jp/business/itsolution/centric/diaprism/index.html
http://www.mdit.co.jp/diaprism/

三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/

三菱電機インフォメーションテクノロジー
http://www.mdit.co.jp/

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