富士通九州システムズは2009年6月10日、サプライチェーンマネジメント(SCM)の効率化を図る需要予測ソフトの新版「FOREPALS(フォアパルス) V3」を発表した。需要予測ソフトは、過去数年分の販売や出荷の実績データを基に商品の販売・出荷特性を見極め、将来の売れ行きをシミュレーションするソフト。企業は予測結果を参考にして生産計画や物流計画を立案することで、サプライチェーンにおける過剰在庫や欠品、在庫偏在が発生するのを防止しやすくなる。
FOREPALSは、季節や地域によって変化する商品の売れ行きシミュレーション機能を核とするソフト。新版のV3は、商品の販売・出荷特性に応じて適正な在庫水準「安全在庫」を自動的に算出したり、必要な在庫補充量を計算したりする機能を追加した。在庫量の低下を検知して発注を勧告する機能や、在庫回転率の推移をグラフ表示して売れ行きの変化を直感的に把握する機能も新たに備えた。
FOREPALSのシミュレーション機能も強化した。具体的には、シミュレーションに用いる統計解析手法を従来の3種類から6種類に増やした。これにより、組み立て型やプロセス型の製造業、流通業、出版業などの業種ごとに適した需要予測が可能になる。
さらに同社はFOREPALSの画面を全面的に刷新。シミュレーション結果の視認性や操作性の向上を図ると共に、統計解析の専門知識が少ない利用者でも、季節や地域といった需要の変動要因を複数設定してシミュレーションを実行できるようにした。
FOREPALSはWindows Server 2003か同2008を搭載したサーバー上で稼働し、Internet ExplorerやFirefoxから利用する。価格は約800万円から。
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