野村総合研究所(NRI)は2009年11月11日、「TRUE TELLERテキストマイニング」のアンケートやコールセンターの問い合わせデータなどを自動分類する機能や、傾向をマップ化する機能、入力データの品質のレポーティング機能を新たに搭載した、「TRUE TELLERテキストマイニングVer.6.5」を、2009年11月30日に発売すると発表した。
「TRUE TELLERテキストマイニングVer.6.5」分類作業を短時間で自動的に実施する「学習型テキスト自動分類」機能を搭載。「学習型テキスト自動分類」は、過去の分類データの自動学習と補正作業を組み合わせることで、データ分類作業の大幅な効率化が可能になり、より精度の高い分類を実現する。
同製品の主な追加機能は以下のとおり。
- 「話題のひろがり」マップ
注目したトピックスが、どのような背景、どのような理由で、どのような評価を受けているかをマップ化して表示。単語と単語がどのような組み合わせで話題を構成しているかを、視覚的に表示することが可能になった。 - コールセンター入力データ診断レポート
コールセンターのオペレーターが入力したデータの品質を自動的にレポーティングし、意味をなさない文章や、オペレーター別の文章作成時の特性を診断する評価レポートを出力。データ品質の向上やオペレーターの文章作成力の向上に役立てることが可能。 - その他の機能
ユーザー企業からのこれまでの要望を反映し、共通辞書や付箋機能などの機能を新たに搭載。また、インターネット上のブログの書き込みデータを収集し分析する機能も自動化する。
また、同製品のリリースに合わせ、顧客の声を全社で活用するシステム「TRUE TELLER顧客の声ポータルVer.4.5」も同時に発売する。
同製品の価格(税別)は、1ライセンスあたり600万円、追加1ライセンスは100万円。ほかに、「アンケート収集キット」が1ライセンスあたり120万円~など、多数のオプション製品が用意される。
野村総合研究所
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