ノベルは2009年12月15日、イメージ・バックアップを応用した仮想サーバー環境向けのレプリケーションバックアップソフト「PlateSpin Protect 8.1」を出荷した。物理/仮想サーバーのレプリカを仮想サーバー上に作成してデータを同期させておくことで、災害発生時の迅速な復旧を実現する。
ノベルのレプリケーションバックアップソフト「PlateSpin Protect 8.1」の参考価格は、レプリカとのデータ同期時にファイル単位でデータ転送する下位版が約12万円(税別)、ファイル単位に加えてブロック単位で転送する上位版が約23万円(税別)。販売目標は初年度100社。
サーバーイメージをバックアップする。保護対象のOSは各種Windows(Windows 2000/XP/Vista、Windows 2000 Server、Windows Server 2003/2008)である。レプリカ用に用いるハイパーバイザはVMware ESX/ESXi。イメージ格納形式は、PlateSpinの独自形式に加えて、AcronisやSymantecなど各社のイメージバックアップ形式を扱える。PlateSpin Protect本体の稼働OSは、Windows Server 2003/2008。
なお、2009年2月には英語版「8.0」の取り扱いを開始したが、価格表を取り決めて販売パートナー経由で国内出荷を開始するのは、インタフェースやマニュアルを日本語化した今回のバージョン「8.1」が初という。
PlateSpin製品群には、このほか、リソース配置に必要なサーバー負荷のデータを収集するPlateSpin Reconや、サーバーイメージを異機種間で移動させるPlateSpin Migrateなどがある。