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日本ケンタッキー・フライド・チキン、販売情報分析システムを刷新

2010年1月16日(土)IT Leaders編集部

富士通グループは2010年1月15日、日本ケンタッキー・フライド・チキン(以下、KFC)のケンタッキーフライドチキン事業の販売戦略立案用に販売実績の分析ができる「新販売情報分析システム」を構築し、本稼働させたことを発表した。KFCは、新システムのIT基盤に、富士通ビー・エス・シーのオンメモリデータベース製品「Oh-Pa 1/3 Data Server(オーパ・ワンサード データ サーバ)」を採用することで、販売情報分析処理の高速化を実現した。

 日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)では、従来、全社共通のDWH(データウェアハウス)を構築していたが、販売情報の分析には、2~3日程度かかるという課題があった。

 そこで、富士通ビー・エス・シーのオンメモリデータベース「Oh-Pa 1/3 Data Server」を基に新システムを構築し、処理したいデータをすべてメモリ上に置くことで、大量データの高速処理を可能とした。

 その結果、従来、日々の分析情報を年間1億以上もの明細情報から2~3日かけて出力していた処理を5分程度にまで短縮でき、販売戦略立案のスピードアップと効率化を実現。短時間で、KFCが保有する膨大な販売情報を集計・編集し、分析可能なマーケティング情報へと加工できるようになった。これにより、併売分析を反映したキャンペーンなどの効果をいち早く経営層にフィードバックするなど、作業短縮によるコスト削減を実現している。

 「Oh-Pa 1/3 Data Server」は、サーバに搭載されている大容量メモリを効率よく・効果的に・有効に活用することができる、新発想のアーキテクチャーに基づく高速処理エンジンである。従来のリレーショナルデータベースが苦手としていた大規模データ一括処理の高速化を実現する製品である。

 また、Oh-Pa 1/3 Data Server専用のGUI「Oh-Pa 1/3 Data Analyzer」により、大規模データをリアルタイムに加工・編集することを可能にしている。これにより、Microsoft Excelとの連携が容易となり、分析結果を出力する帳票も効率的に作成できる。

 KFCでは、まず2008年6月にピザハット事業において「新販売情報分析システム」を構築し、業務効率化などを実現している。そして今回、ケンタッキーフライドチキン事業にも同システムを拡張し、稼働することとなった。なお、新システム構築は、富士通システムソリューションズと富士通ビー・エス・シーによって行われた。

「Oh-Pa 1/3 Data Server」
http://www.bsc.fujitsu.com/services/ohpa/dataserver/

富士通ビー・エス・シー
http://www.bsc.fujitsu.com/

富士通システムソリューションズ
http://jp.fujitsu.com/group/fsol/

富士通
http://jp.fujitsu.com/

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