[新製品・サービス]

日本IBM、バックアップソフト「IBM Tivoli Storage Manager FastBack」をリリース、ほか

ニュースフラッシュ 新製品・サービス編(2010年2月号)

2010年2月1日(月)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。

バックアップ [ソフトウェア]

自動バックアップで運用の手間を削減

日本HPは2009年12月14日、バックアップソフト「HP Data Protector Notebook Extension」を発表した。PCのバックアップデータをネットワーク上に自動転送して保存する。更新したファイルの差分情報のみバックアップするためデータは軽く、ネットワークへの負荷を軽減できる。価格(税込)は36万2250円(100クライアント分のライセンスを含む)。

ストレージ [ハードウェア]

最大376TBまで容量拡張できるNASシリーズ

NECは2009年12月15日、ストレージ「iStorage NVシリーズ」の7モデルを発売した。全モデルにインテルのクアッドコアプロセサ「Xeon X5450」を採用し、従来モデルに比べてファイルアクセス速度を20%高速化した。安価なSATAディスクを搭載することで、メールや画像などを長期保存する環境を低コストで構築できる。価格(税別)は240万2000円から(NV3500Sの場合)。

サーバー [ハードウェア]

小型、省電力、静音を追求した小規模向けサーバー

日立製作所は2009年12月15日、小規模向けPCサーバー「HA8000/TS10」の機能強化版を発表した。従来モデルに比べてきょう体の体積を36%減らしたほか、サーバー内の空気が効率よく流れるような内部構造にして静音化を徹底。オフィスのデスク脇などに設置しやすい。高効率電源を採用して省電力化と排出する熱量の低減も図った。価格(税込)は23万3100円から。

レコメンデーションサービス [システム]

ECサイト訪問者を必要とする商品へ的確に誘導

NTTコミュニケーションズは2009年12月17日、ASP型のレコメンデーションサービス「スマートレコメンド」を発表した。独自開発のエンジンを採用し、時間帯によって異なる商品の売れ行きを把握できるほか、プッシュしたいキャンペーン商品などへサイト訪問者を優先して誘導できる。物販やデジタルコンテンツなど、商材に適したパラメータ設定も施せる。月額料金(税別)は5万円から。

バックアップ [ソフトウェア]

メールシステムのバックアップ/リストアを容易に

ネットアップは2009年12月24日、バックアップソフト「Snap Manager for Microsoft Exchange Server 6.0」を発売した。同社製のストレージとマイクロソフト「Microsoft Exchange Server」を利用する環境で、メールシステムのバックアップとリストアを自動化する。個別のメールボックス、メール単位でデータを復旧することができる。価格(税別)は137万7000円から。

ライフサイクルマネジメント [システム]

マルチベンダー化するIT機器の導入や運用を支援

富士通は2009年12月28日、PCやプリンタなどのICT機器の導入から運用、撤去までをサポートする「ワークプレイス-LCMサービス」を発売した。仮想化したクライアント環境をクラウドから提供する「仮想デスクトップサービス(DaaS)」や、IT機器のトラブル対応や資産管理を行う「デスクトップマネージサービス」などのメニューを用意する。DaaSの価格は1PCあたり月額5000円。

Webセキュリティ [システム]

ネットサービスと連携して最新脅威に対応

マカフィーは2010年1月7日、Webセキュリティアプライアンスの新版「McAfee Email and Web Security Appliance 5.5」を発表した。悪意のあるコードから攻撃を受けた際に、インターネット経由で迅速に保護できる機能を追加した。導入時の設定をウィザード形式で簡素化するほか、ネットワークを自動検出してインストールにかかる時間を短縮できる。価格(税込)は84万円から。

ホスティングサービス [システム]

仮想化によりITリソースを効率的に活用

CSK-ITマネジメントは2010年1月8日、仮想サーバーとストレージ、システム監視サービスなどをセットで提供する「仮想化ホスティングサービス」を発売した。同社が提供するクラウドサービス「USiZE」の新メニューで、仮想化技術を活用することで3営業日以内にサービスを利用できるようにした。リソース増強も3営業日以内で対応する。価格は1仮想サーバーあたり月額4万5000円から。

情報漏えい対策 [システム]

USBメモリー1つでセキュア環境を構築

日立ソフトウェアエンジニアリングは2010年1月12日、情報漏えい対策ソリューション「秘文LE Personal Office」を発表した。外出先のPCに専用USBメモリーを挿すと、USBメモリー内のファイルを編集する専用画面に切り替わる。ファイルはUSBメモリー以外に保存できないため、PCへのデータ保存を防止できる。暗号化機能を備え、USBメモリー紛失による情報漏えいも防げる。価格はオープン。

バックアップ [ソフトウェア]

重複データを削除してストレージ容量を節約

日本IBMは2010年1月13日、バックアップソフト「IBM Tivoli Storage Manager FastBack」を発売した。重複データを排除する機能を備え、ストレージ容量を従来モデルに比べて40%削減できるという。バックアップ作業は差分データだけ更新するため短時間で済むほか、障害などで停止したアプリケーションのデータを優先的に復元する機能を備える。価格(税別)は8万6900円から。

クラウド構築支援サービス [システム]

ITインフラの仮想化により容易な構成変更が可能

新日鉄ソリューションズは2010年1月13日、イージェネラの仮想システム管理ソフト「PAN Manager」や、同ソフトを搭載するデルの「Dell PAN System」を活用するクラウド構築サービスを発表した。クラウド環境の構築を短期化するほか、容易なリソース管理により運用コストを削減できる。価格はITインフラ全体の設計とPAN Managerを用いたクラウド環境構築サービスが500万円から。

クラウド構築支援サービス [システム]

導入から運用までのクラウド活用を支援

東芝ソリューションは2010年1月13日、これまでのシステムインテグレーションのノウハウを生かしたクラウド構築サービスを発表した。クラウド移行に関するコンサルティングのほか、SaaSや仮想化技術を活用したシステム構築、運用管理のアウトソーシングサービスなど4つのメニューを用意する。自社製アプリケーションのSaaS化も進めていき、文書管理や教育管理システムを提供していく予定。

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