富士通システムソリューションズ(Fsol:エフソル)は2010年3月25日、ウイルス感染や迷惑メール、電子メールによる情報漏えいなどを防止可能なSaaS型の「WebSERVE/電子メールセキュアゲートウェイサービス」を3月26日から提供開始すると発表した。
同サービスには基本サービスとしてウイルスチェック、SPAMフィルタ、管理インターフェースが含まれる。メールアドレスごとに1アカウントライセンスが必要で、価格は、1アカウントあたり300円/月(税別)から。最低契約単位は50アカウントとなる。オプションとして、電子メール誤送信防止サービス(基本サービスと同数の契約必須)が用意されている。
発表による「WebSERVE/電子メールセキュアゲートウェイサービス」の特徴は、以下のとおり。
1. SaaS型サービスとして低価格・短期間での導入が可能
ゲートウェイ型SaaSサービスのため、顧客側に機器を導入することなく、申し込みから1週間程度で運用を開始することが可能。
2. ウイルス・SPAMメールのブロック
標準機能として、電子メールに対するウイルスチェックとSPAMメールのフィルタリングを行う。以下の3つのエンジンと19のアルゴリズムにより、迷惑メールやウイルスメールを高い検知率でブロック可能。
(1)SMTP Prevention エンジン:SMTP遮断機能
(2)Anti Virus エンジン:AVG社のAnti Virusエンジンを採用
(3)Filteringエンジン:Heuristic基本ヘッダ、本文、添付ファイルなどを精査
なお、SPAMメールの処理にはセキュアソフト社の「SecureSoft SpamHunter」を使用する。
3. メールの誤送信対策
オプションの電子メール誤送信防止機能を導入すると、メール送信時に第三者の承認を必須とすることができる。第三者がWeb画面から送信の可否を判定し、承認された後、外部に送信する誤送信対策が可能。
4. Webベースの運用管理インタフェース
ウイルスやSPAMメールの日付別・週別・月別統計情報や、ユーザーごとの統計情報を確認することができるほか、条件を作成してメールのフィルタリングを行うことが可能。
同社は、今後3年間で30,000アカウントの販売を目指す。
「WebSERVE/電子メールセキュアゲートウェイサービス」
http://jp.fujitsu.com/group/fsol/services/webserve/h0000-186-186.html
富士通システムソリューションズ
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