リアルコムとCSK-ITマネジメント(以下、CSK-ITM)は2010年4月30日、統合コラボレーション環境「Microsoft Office SharePoint Server」(以下、SharePoint)と「Microsoft Exchange Server」(以下、Exchange)のホステッドクラウドサービスで協業すると発表した。両社は同日より、SharePoint/ Exchangeのクラウドサービス「BPオンデマンド(ベストプラクティス オンデマンド)」を構築、共同提供を開始し、今後、IBM Lotus Notes/Domino(以下、Notes)ユーザー企業を中心に3年間で80社への導入を目指す。
今まで、NotesからSharePointへの移行や、SharePointの新規導入は容易ではなかった。そこで、リアルコムは、SharePointの先進ユーザー30社以上が参加するビジネスプロダクティビティ研究会(以下、BP研究会)を通じて、SharePoint活用とNotesからの移行のベストプラクティス(好事例)を体系化し、SharePointアプリケーション群「BP Apps」として開発。この「BP Apps」を、CSK-ITMの持つクラウド基盤「プリセットUSiZE」をベースに統合コラボレーションプラットフォーム「BP Engine」として構築し、クラウドサービス「BPオンデマンド」として提供する。
なお、「プリセットUSiZE」とは、CSK-ITマネジメントのデータセンターに設置したITリソース(サーバー/ストレージ、運用)を、あらかじめセットした形で顧客に提供するレディメイド型のアウトソーシングサービスである。
「BPオンデマンド」は、マイクロソフト認定パートナーのCSK-Winテクノロジが顧客ごとのニーズに合わせたインテグレーションサービスを提供することで、顧客は既存資産との繋ぎ込みや、個別要件の実現をBPオンデマンド上で実現する。
初期リリース時は「BPオンデマンド」のベースプロダクトとしてSharePoint/Exchange共に2007ベースのものを提供し、今後2010へのアップグレードパスも用意していくとしている。また、移行が困難な作り込みNotesDBを預かる「Dominoクロークサービス」を提供することで、NotesユーザーがSharePointへの移行考えた場合における最善のアプローチを提供する。
「BPオンデマンド」の特徴は次のとおり。
- ベストプラクティスを体系化した「BP Apps」
Notes DBやファイルサーバーの移行先として必要なSharePointアプリケーション群をユーザー企業やBP研究会のベストプラクティスから開発し、「BP Apps」として提供する。2010年7月1日時点で文書管理、簡易ワークフロー、WebDB等のアプリケーションを提供し、今後も順次追加していく。 - 活用高度化に必要な機能拡張を実現する「BP ENGINE」
BP ENGINEはBP研究会での研究成果を元に、大企業向けインフラ設計のノウハウや、AvePoint社、Mimosa Systems社をはじめとするサードパーティ製品を組み込んで構築した統合コラボレーションプラットフォームである。 - 作り込みNotesDBを塩漬けする「Dominoクローク」
移行に時間のかかる作り込みNotesDBを利用停止まで預かり、Notes管理者作業を代行するDominoクロークサービスを提供することで、NotesからSharePointへのスムーズな切り替えを実現する。 - 既存ライセンスの有効活用
SharePoint/Exchangeライセンスは別途購入が必要。ライセンスを既に持っている場合は初期投資不要ですぐにアプリケーションを利用可能である。ライセンスを持っていない場合は、サブスクリプションライセンス(ESA)での利用開始も可能である。
企業規模は、従業員1000人以上。クラウド(SaaS)サービスで提供する。
対象は、Notesユーザー、およびファイルサーバーからSharePointへアップグレードしたい企業、セールスフォースドットコムやGoogleApps等の他クラウド基盤への移行を検討している企業など。「BPオンデマンド」(スタンダードパック)の月額利用価格は、980円~
「BPオンデマンド」
http://www.realcom.co.jp/it/bpod.html
リアルコム
http://www.realcom.co.jp/
CSK-ITマネジメント
http://www.csk.com/itm/