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SSJがSaaSも視野にIFRS対応計画を発表

2010年5月28日(金)力竹 尚子(IT Leaders編集部)

エス・エス・ジェイ(SSJ)は2010年4月8日、会計/人事パッケージソフト「Super Stream」のIFRS対応計画を発表。「包括利益の表示」や「過年度遡及修正」といったコンバージェンス(収れん)項目を満たす対応版を、2010年中に出荷することを明らかにした。さらに、2015年と見られるIFRS強制適用を見据えて、国内会計基準とIFRSの2基準に準じた総勘定元帳を保持する「複数帳簿機能」を実装する。なお、コンバージェンスの一環として2010年4月に任意適用が始まった「資産除去債務」については、2010年2月に対応済み。

 SSJは合わせて、SuperStreamのユーザー拡大策についても述べた。同製品の現在までの導入実績は、中堅企業を中心に約5500社。パッケージ以外の提供モデルを採用することにより、この数を「2015年までに1万社に引き上げる」(谷本善男社長)という。

 大企業向けには、大幅なカスタマイズを前提にした「エンジンライセンス」を提供。中小企業に向けては、年内をめどにSaaS型での機能提供を開始する計画だ。このほか、販売パートナーへのOEM供給も検討中である。 (力竹)

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