MaDoRE Spice/NTTデータ NTTデータは2010年4月26日、営業支援に特化したSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)型アプリケーションの本格提供を始めた。一般的なSFA(営業支援)ソフトやCRM(顧客関係管理)ソフトが備える機能に加えて、多面的な情報分析を可能にするBI(ビジネスインテリジェンス)ソフトの機能を併せ持つ。
名称は「MaDoRE Spice(マドア スパイス)」。日報作成や商談管理、問い合わせ履歴管理、アタックリスト作成など、営業活動を進めるうえで必要になる機能がひと通りそろっている。導入企業は営業活動を通じて発生した販売や顧客に関するデータだけでなく、NTTデータがMaDoREで提供する都市計画図や地域特性データ、法人電話番号、国勢調査などのコンテンツを組み合わせて、見込み客の開拓やアフターサービスの強化、エリアマーケティングの展開を効果的に進められる。
料金は1ユーザー当たり月額9800円。NTTデータは基幹系システムとの連動によるサービス内容の拡充を進め、2013年度までに3億5000万円の売り上げを目指すとしている。 (栗原)