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MJS、IFRSにおける「資産除去債務」に対応した固定資産管理システムを販売開始

2010年7月9日(金)IT Leaders編集部

ミロク情報サービス(MJS)は2010年7月8日、IFRS(国際会計基準)のコンバージェンス(差異を縮小すること)で適用される「資産除去債務」に対応した「Galileopt固定資産管理システム」、および「MJSLINKⅡ固定資産管理システム」を7月12日より販売開始すると発表した。

現在、日本の会計基準とIFRSとのコンバージェンス対応が進められているが、その一環として、2010年4月1日以降に開始する事業年度から「資産除去債務に関する会計基準」および「資産除去債務に関する会計基準の適用指針」が強制適用されることになっている。

今回発表の「Galileopt固定資産管理システム」、「MJSLINKⅡ固定資産管理システム」は、資産除去債務に関する会計基準に対応し、適用初年度における特別損失の計算、固定資産取得時における資産除去の計上、償却額や時の経過における調整額などの複雑な計算を行い、さらに財務システムに連動するなどの機能を持つ。主な機能の特徴は以下のとおり。

・適用開始の支援

  • 資産除去債務適用初年度における資産除去債務と除去費用の差額計算を行い、特別損失として計上。

・2通りの資産除去債務登録方法を搭載

  • 資産除去債務の登録は、資産本体と合算するパターンと個別で管理するパターンの選択が可能。

・変化への対応

  • 見積もりの減少による影響額を自動計算。

・出力帳票

  • 負債に計上された資産除去債務勘定の内訳明細表のほか、10年先までの資産除去債務の調整額や資産除去債務相当額に対する償却費の推移を年度別に出力可能。
  • 資産除去債務を適用する場合に必要な仕訳を自動で起票。

・資産除去債務の計上

  • 資産除去債務分の減価償却
  • 時の経過による資産除去債務の調整額の計上
  • 資産除去費用の履行における精算仕訳

なお、同社の「固定資産管理システム」を利用中の顧客で、ソフトウェア運用支援サービスを契約している場合は、対応プログラムの提供を無償で受けられる(各種設定に伴う導入支援サービス料が別途必要)。

同社では、IFRSへのコンバージェンスに伴って改訂される会計基準に対し、引き続き迅速かつ確実なシステム対応を行っていくとのこと。また、同社のシンクタンクである「MJS税経システム研究所」を中心に最新情報の収集と研究に努め、IFRS対応の最適なソリューションを顧客に提供できるよう取り組んでいく。

ミロク情報サービス
http://www.mjs.co.jp/

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