エヌ・ティ・ティ・データ(NTTデータ)は2010年8月20日、BI(ビジネスインテリジェンス)分野において、これまで同社が培ってきた独自の方法論や業務別BIソリューションなどの取り組みを体系化、顧客の変革を加速させるサービスとして提供開始し、体制を強化すると発表した。
同社が今回、新しく体系化したBIサービスは、戦略的な情報活用を組み込むことで、顧客における変革の実現を加速させるというもので、業務、システム、人・組織のそれぞれの面から“やり方”をデザインするとともに、顧客におけるBI成熟度の向上をサポートする。そのために、コンサルティングからシステム開発、運用まで、一貫したBIサービスを提供する。
以下のような項目が含まれる。
- 業務別BIソリューション
- 独自に開発したメソドロジ(方法論)
- コンポーネント要素技術
- IT基盤
特に、「独自に開発したメソドロジ」は、これまでの同社のノウハウを結集させたもの。ほかに、顧客の変革のレベルに合わせて4つのタイプのBIを提供することや、IT基盤やDWH(データウェアハウス)/BIツールへの中立性もサービスの特徴としている。
■独自に開発したメソドロジ
BIで変革を実現するためには、情報分析・活用シナリオを業務に組み込むことが重要であり、決め手となるため、BIで業務をデザインするための同社独自の方法論を構築し、体系化した。
- BIシステム技法(上流編)
分析業務の特殊性や、Excelのピボットテーブルのような多次元分析ツール(OLAP)の利用を考慮し開発された、見える化(集計)をはじめとする分析を行うシステムの構築を対象としたシステム開発技法。技法で定義された主要成果物(分析業務の目的、分析シナリオ、分析軸、活用シーン)を整理することで、BI上流検討を効率的に実施できる。 - データ分析技法「BICLAVIS」
同社がこれまで実施してきた200を超えるデータ分析事例をもとに、分析シナリオを「評価・要因分析型」や「予測・制御型」など、9つに類型化(サブ類型も含めると13シナリオ)し、データ分析技法として体系化したもの。目的に応じたシナリオを活用することで、変革を具体的にデザインすることが可能になる。
■4つのタイプのBI
- 「集計分析型BI」「発見型BI」
現在広く普及している代表的なタイプのBI。集計分析型BIではOLAPを使ってデータを集計し、その結果にもとづいて「見える化」を行う。また、発見型BIはデータマイニングと呼ばれる手法を駆使して、膨大な情報の中から隠れた関係性や規則性を発見するときに活用される。なお、この2つの型には独自の方法論として「BIシステム技法(上流編)」を適用する。 - 「WHAT-IF型BI」「プロアクティブ型BI」
WHAT-IF型BIは、業務の新しい“やり方”をデザインすると同時に、その効果を事前に試算するタイプのBIで、プロアクティブ型BIは、ユーザー行動の理解にもとづき知的サービスを提供するタイプのBI。同社は、この2つのBIが、これからのビジネスに大きな変革をもたらす牽引力になると考えているとのこと。この2つの型には独自の方法論としてデータ分析技法「BICLAVIS」を適用する。
■IT基盤、DWH/BIツールへの中立性
同社の「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」と連携し、顧客の実データを用いたデモによるBIツール選定支援や、情報の分析活用に関するコンサルティングを提供。中立的な立場で、顧客のニーズに応じたDWH/BIツールの導入・活用を支援する。
同社では、今回整備したBIサービスの体系化を継続的に強化すべく、WHAT-IF型BI、プロアクティブ型BIに対応した「業務別BIソリューション」部分に注力していく。先行してグローバルSCM(サプライチェーンマネジメント)領域でのBIサービス「グローバルBI」の提供を2010年3月から開始しており、今後はBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)や顧客接点など、順次ラインアップを取り揃えていく予定。今年度中に約600人の体制に順次強化するとしている。
-活用-の取組み事例:グローバルBIサービス
http://www.nttdata.co.jp/3dvaluecycle/performance-d/case2/interview/index.html
グローバルBIサービスの提供開始について
http://www.nttdata.co.jp/release/2010/033001.html
「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」紹介ページ
http://www.nttdata.co.jp/services/s090399.html
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