NTTデータは2010年8月27日、携帯電話からのネットショッピングを安全に行うために「BlueGateユーザー認証サービス」のモバイル対応を2010年10月より開始すると発表した。
「BlueGateユーザー認証サービス」は、ネットショッピングでのクレジットカード決済をより安全に行うための本人認証技術である「3-D Secure(スリーディーセキュア)」に対応したASPサービスで、2002年9月より提供を開始、現在では多数のクレジットカード発行会社への導入実績がある。
今回、ビザ・ワールドワイドが「ベリファイド・バイ・ビザ」(Verified by VISA、以下VbV)のモバイル仕様 (Mobile Web Verified by Visa TechnicalSpecification Version1.0) を提供することに伴い、「BlueGateユーザー認証サービス」においても携帯電話から「3-D Secure」に準拠した本人認証サービスを利用できる機能を提供する。
ビザ・ワールドワイドが提供する「VISA認証サービス」、MasterCard Worldwideが提供する「MasterCard SecureCodeTM」、ジェーシービーが提供する「J/SecureTM」は、「3-D Secure」に準拠した本人認証サービスで、ネットショッピングの際、クレジットカード番号と有効期限に加え、事前にクレジットカード発行会社から取得するオンライン専用の「パスワード」を入力することにより、実店舗でのクレジットカード決済における「サイン」記入と同等の処理をネットショッピングで可能とする。これにより、なりすましなどの不正利用を防止し、より安全なインターネット取引が行われるようになる。
「BlueGateユーザー認証サービス」は、クレジットカード発行会社がこれら国際クレジットカード3ブランドの本人認証サービスに対応するために必要な環境をCAFISセンター内に構築し、ASPとして提供するサービス。
同社は、2010年10月より順次同サービスを利用しているクレジットカード発行会社にモバイル機能の提供を開始する予定。
NTTデータ
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