アシストは、統合運用管理ツール「JP1」と統合ログ管理ツールを連携させ、同社の技術支援サービスおよびプロダクト・サポートと組み合わせて、システム運用の正当性を証明するための「JP1ログ管理パック」を2010年10月5日より提供開始した。
JP1は、日立製作所の開発による統合運用管理ツール。また、統合ログ管理ツールは、「Logstorage」(開発元:インフォサイエンス)、または「SenSage Enterprise Security Analytics」(開発元:米国SenSage, Inc.)のいずれかを選択できる(価格は選択により異なる)。
「JP1ログ管理パック」では、JP1で出力した操作ログやアクセス・ログ、ジョブ・ログは、日次処理で、統合ログ管理ツールに自動的に収集される。収集されたログをもとに、ジョブの変更や実行、中断や強制終了の各履歴を検索/集計し、アシストの独自開発による10種類以上のレポート・テンプレートを使って、PDFやHTML、CSV形式のログ監査レポートとして自動的に出力する。また、各担当者のPCから、直感的に操作しやすいWebコンソールでログを確認したり、JP1のログを改ざんできない形式で長期間保管することが可能。
「JP1ログ管理パック」には、以下の内容物が含まれる。
- LogstorageまたはSenSageプロダクト・ライセンス
- 初年度プロダクト・サポート
- 設計、導入作業、トレーニング、レポート・テンプレート
※JP1の基本プロダクト・ライセンス、プロダクト・サポートおよび構築サービスは別途購入が必要。
販売価格は構成によって異なり、下記の最小構成の場合のプロダクト・ライセンスは118万円(税別)。
- Logstorage Workgroup版プロダクト・ライセンス(集計モジュール、レポート・モジュール、ログ収集対象サーバー5台分を含む)、初年度プロダクト・サポート料金、設計、導入作業、トレーニング
(JP1ログ管理パックは、JP1のログを対象としている。他のアプリケーションのログ等も収集対象とする場合は、追加費用が必要)
内部統制監査の必要性から、各種ログの取得は一般的になっているものの、ログが一元化されていなかったり、サーバー台数が多すぎて、ログの管理や確認に大変な負荷がかかっている企業が多いのが現状であることから、同社は「JP1ログ管理パック」を提供し、JP1のログの一元化と活用のための設定を短期間で実施可能にして、ログ管理の負荷軽減を支援するとしている。