日商エレクトロニクス(以下、日商エレ)は2010年11月26日、米Kaviza社のオールインワンVDI(Virtual Desktop Infrastructure)ソリューション「Kaviza VDI-in-a-box」の販売を同日より開始すると発表した。
「Kaviza VDI-in-a-box」は、一般的なデスクトップ仮想化ソリューションに必要なコネクションブローカー、ロードバランサ、動的デスクトッププロビジョニング、高可用性などを含む仮想デスクトップ機能をオールインワンで提供する仮想デスクトップソフトウエアアプライアンスである。
独自のグリッドテクノロジーを利用することで高可用性の提供やオンデマンドにユーザー環境を拡張でき、導入時の構築や運用後の管理を簡素化できる。また、ローカルストレージを利用し、従来のデスクトップ仮想化ソリューションで必要だった高価格なSAN/NASなどの共有ストレージが不要となるため、初期導入費用を削減できる。
さらに、「Kaviza VDI-in-a-box」はCitrix HDXテクノロジーを利用できるため、例えば社外からのリモートアクセスをストレスなく利用できるだけでなく、多種USBデバイス、マルチメディア、リアルタイムの音声など、Citrix HDXテクノロジーの持つ特長をそのまま継承して利用することが可能である。
「Kaviza VDI-in-a-box」の特徴は次のとおり。
- オールインワンのソリューションのため、容易な構築と管理を実現。
- 高価なSAN/NASなどの共有ストレージではなくローカルストレージを利用することで、初期導入コストを削減しながらも、グリッドテクノロジーにより高可用性を提供。
- Citrix社以外で唯一Citrix HDXテクノロジーを提供可能なため、ストレスのないリモートデスクトップ環境を提供。
- ハイパーバイザーはCitrix XenServer、VMware ESXに対応しており、Microsoft Hyper-Vは2011年サポート予定。
日商エレはCitrix認定ディストリビュータとして10年以上仮想化ソリューションを販売しているが、今後はKaviza製品をラインナップに加えることで、幅広い顧客の利用環境に最適なデスクトップ仮想化ソリューションを展開していくとしている。
Kaviza
http://www.kaviza.com/
日商エレクトロニクス
http://www.nissho-ele.co.jp/