セコムは2010年12月24日、入退室管理システムの新たなラインアップとして、東日本旅客鉄道株式会社のICカード乗車券(Suica)に対応したシステムを、同日から販売開始すると発表した。
オフィスビルなどの入退室管理として、ICカード所持が義務付けられる状況が増えている。それに対応した製品として、セコムではすでに、セコムワイヤレスICカード、マイフェア(MIFARE)、エルワイズ(eLWISE)、フェリカ(FeliCa)といったICカードに対応できる入退室管理システムの販売を開始している。そして今回、Suicaを入退室管理用カードとして使用したいというニーズに応え、Suica専用の入退室管理システムを新たなラインアップとして取り揃えた。
■「Suica対応入退室管理システム」の特徴
- すでに持っているSuicaで入退室管理が可能
入退室管理用のICカードを新規に導入することなく、現在持っているSuicaを利用できるため、オフィスや施設へのセキュリティシステムの導入もスムーズに行うことができる。 - セキュリティのセット/解除を1枚のカードで操作
侵入をはじめ、火災・非常通報・設備異常をオンラインで監視でき、これらのセキュリティのセット/解除をSuicaで操作することができる。また、異常発生時には、セコムの緊急対処員が緊急対処に駆けつける。
さらに、保守契約内容に基づき、設備異常を24時間365日監視するほか、迅速な保守対応も可能。 - 入退室を一元管理
入退室履歴の確認をはじめ、カード所有者ごとに、入室可能エリアの設定や入室可能時間の設定を、顧客側で管理することができる。これにより、利用者ごとのニーズに合わせた柔軟な入退室管理を実現できる。