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デル、物理/仮想混在環境を一元管理する「Dell Advanced Infrastructure Manager」

2011年2月24日(木)折川 忠弘(IT Leaders編集部)

デルは2010年12月16日、運用管理ソフト「Dell Advanced Infrastructure Manager(AIM)」を発表した。物理/仮想環境が混在するサーバーの運用を効率化する製品で、ハードウェアと導入支援サービスをセットにした「AIM ビジネス・レディ・ソリューション・パッケージ(AIM BRS)」として提供を開始する。

「Dell Advanced Infrastructure Manager(AIM)」はサーバー/ストレージのリソースやWindows/LinuxなどのOSを一元管理し、混在環境におけるプロビジョニングを支援する。物理環境と仮想環境との間でシステムを容易に移行でき、例えば期末だけ負荷が集中するシステムを普段は仮想環境に集約しておき、繁忙期だけは物理環境に展開するといった運用が可能になる。

スケジュール設定による自動移行も可能。日中は基幹系システムに、夜間はバッチ処理システムにリソースを集中して運用することもできる。「AIMの導入により、サーバー台数を28台から16台に、3年間にかかる保守などの費用を約50%削減した例もある。消費電力や障害発生率も抑えられることから、運用負荷の削減も見込める」(システムズ・ソリューションズ統括本部 アドバンスド・ソリューション開発本部 ビジネス開発マネージャー 馬場健太郎氏)とメリットを訴求する。

管理対象となる仮想化ソフトはVMware、Microsoft Hyper-V、Citrix Xen。主要な他社製ハードウェアも管理するほか、他社の運用管理ソフトと連携し、AIMの機能を呼び出したり、他の運用管理ソフトの機能をAIMから呼び出したりして使うこともできる。

AIM BRSの主な構成は次の通り。サーバー「Dell PowerEdge M610」×5台、ストレージ「Dell EqualLogic PS6010e」×1台、スイッチ「Dell Power Connect 8024F」×2台、ソフトウェア「AIM V3」、導入支援サービスなど。価格は990万円から(税別)。2011年4月にはAIMを単体で提供開始する予定。 (折川)

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