SAPジャパン SAPジャパンは2011年8月2日、データ品質を監視する「SAP Business Objects Information Steward」を出荷した。同製品は、散在するデータの所在を把握し、品質や鮮度などを継続的に監視するソフトウェアである。
中核機能の1つは、データの精度や一貫性などを事前に設定した基準と比較し、データ品質を数値化する「品質監視」だ。このほか、あるべきデータと実際のデータの乖離を把握する「データプロファイリング」、データの流れを分析し、データの加工や品質劣化による影響範囲を特定する「メタデータ分析」といった機能を備える。
データ品質の改善状況を時系列で確認できるダッシュボード機能も搭載する。これらにより、企業がデータベースに蓄積するデータの信頼性を向上。BIを用いた意思決定の精度を高められるという。
同製品は、ETL やデータクレンジングといったデータ管理製品群「SAP BusinessObjects Enterprise Information Management 4.0」の構成要素として提供する。単体では販売しない。 (折川)