[新製品・サービス]

内田洋行、市販のホワイトボードを電子黒板にする「Deldea」、ほか

ニュースフラッシュ 新製品・サービス編(2012年3月号)

2012年3月12日(月)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。

ソーシャルメディア分析

ソーシャルの投稿内容を把握し企業の早期対応を支援

NTTアイティは2012年1月23日、ソーシャルメディアの投稿内容を分析するSaaS「評Ban」を発表した。企業や商品に関わる投稿を収集/解析し、製品/サービスの改善やクレーム発生の早期把握などに役立てる。1時間単位で投稿内容を監視し、自社に関わる投稿が急激に増えた場合はメールで通知する。月額料金(税別)は対象キーワードが5つとなる場合で7万円。

電子黒板

専用ペンでPCも操作できる電子黒板

内田洋行は2012年1月23日、市販のホワイトボードを電子黒板にする製品「Deldea」を発売した。専用ペンと、ペン先の位置を三角測量で特定する小型ユニット(PCとケーブル接続)、専用ソフトなどで構成する。PC画面をホワイトボードにプロジェクタで投影し、板面にペンで手書きした情報と共に管理できるほか、ペンをマウスに見立てたPC操作も可能。価格(税込)は15万7290円。

MDM(モバイルデバイス管理)

異なるOSを搭載する端末を一元管理

富士通ビー・エス・シーは2012年1月24日、MDMサービス「FENCE-Mobile RemoteManager」を機能強化した。管理対象に、WindowsやAndroidに加えてiOSを追加。iPhone 4SやiPad 2を含めた様々な端末を一元管理できるようにした。遠隔から操作をロックしたり、アプリケーションごとに利用を制限したりできる。月額料金(税込)は1デバイスあたり315円から。

標的型攻撃対策

ファイルを実際に開いてマルウェアを正確に検知

マクニカネットワークスは2012年1月24日、標的型メールを検知するアプライアンス「FireEye Email Malware Protection System」を発表した。本製品内に隔離した仮想環境を用意し、添付ファイルを実際に開くことでマルウェアを検知する。exeやdllなどの実行ファイルのほか、アプリケーションの脆弱性を見つけるためにPDFやオフィス文書も開いてチェックする。価格(税別)は1099万円から。

アプリケーションサーバー

Java EE 6/SE 7対応でアプリ開発の負担を軽減

日本オラクルは2012年1月25日、アプリケーションサーバー「Oracle WebLogic Server」の新版を発表した。企業向けJava規格である「Java EE 6」とAPI群「Java SE 7」に対応し、システム開発における作業負担や改修コストを削減する。Oracle Databaseとの連携を強化し、データベースの負荷状況に応じて動的に処理を振り分けられる。価格(税込)は1プロセサあたり108万7000円から。

エンタープライズサーチ

検索結果一覧の中から目的のファイルを容易に特定

住友電工情報システムは2012年1月26日、エンタープライズサーチソフト「QuickSolution」の新版を発売した。1000万件の文書ファイルを0.1秒で検索できる高速性が特徴。新版は、検索結果一覧で示される文書ファイルのサムネイルにマウスを合わせると、サムネイルが拡大して内容を確認できる。価格(税別)は基本機能を備える「DBモデル」が80万円から。

ファイル暗号化

ファイルを暗号化して情報漏えい時の解読を不能に

アルプス システム インテグレーションは2012年1月31日、ファイル暗号化ソフト「InterSafe IRM」を発売した。事前に指定したアプリケーションで作成したファイルを暗号化する。ワードやエクセル、PDFなどの主要アプリケーションのほか、独自開発したアプリケーションのファイルも拡張子などを登録すれば暗号化の対象に含められる。価格(税別)は1万5000円から。

ネットワークサービス

NGN活用でクラウド/オンプレミスをセキュアに接続

ビットアイルは2012年2月1日、IaaS「サーバオンデマンド NEXT」と社内に設置した業務システムを安全に接続する「サーバオンデマンド NEXT<フレッツダイレクトアクセス>」の提供を開始した。インターネット網を経由せず、NTT東日本/西日本のNGNサービス「フレッツ光ネクスト」を利用することで安全性を高める。月額料金(税別)は7万5000円。

サーバー

大量データの処理基盤用途を見込む高集積サーバー

日立製作所は2012年2月6日、5Uサイズのシャーシに40台のサーバーブレードを搭載する「HA8000-bd/BD10 X2モデル」を発表した。従来機「X1モデル」はプロセサに「Core iシリーズ」を搭載していたが、「X2モデル」はCore iのほかに「Xeon E3」を追加した。ディスクの最大容量もこれまでの20TBから45TBに引き上げた。価格(税込)はサーバーブレードが12万9150円からなど。

MDM(モバイルデバイス管理)

グループ別にスマートデバイスの運用を細かく管理

NECは2012年2月8日、スマートフォンやタブレット端末を管理する「スマートデバイス管理サービス」の提供を開始した。部署などのグループ単位でアプリの起動を制限できる。グループ管理者に端末の管理権限を付与することも可能。オプションとして、ウイルス対策やWebフィルタリング機能を用意する。月額料金(税別)は1IDあたり300円(利用するID数が300の場合)。

文書管理

オフライン環境でも文書閲覧を可能に

日立ソリューションズは2012年2月8日、文書管理ソフト「ラビニティ One」の新版を発表した。iPhoneやiPadで使う場合、オフラインでも文書を参照できる機能を追加。オンライン時にサーバーと同期し、端末側の文書ファイルを最新版に更新する。専用アプリからしか文書ファイルにアクセスできないようにすることで、データ漏えいにも備える。価格(税込)は157万5000円から。

メール誤送信防止

メールの宛先や内容から誤送信対策すべきか判断

CSK Winテクノロジ(現SCSK Minoriソリューションズ)は2012年2月10日、メール誤送信防止サービス「PlayBackMail」の新版を発表した。メールの宛先や内容をもとに、添付ファイルを暗号化するか、上長の承認を経てメールを送信するかどうかを自動で判断する。ファイルの暗号化や上長の承認を無条件で必要とする社員を指定することもできる。月額料金(税別)は1人あたり150円。

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