[市場動向]
オンプレミスとの連携こそがクラウド活用の現実解─Microsoft Azure
2012年6月19日(火)IT Leaders編集部
オンプレミスとクラウドの連携を想定した機能を揃える点が「Winodws Azure Platform」(現Microsoft Azure)の特徴だ。オンプレミスのサーバーやストレージにアクセスするようにAzureのリソースを利用する、使い慣れた「Visual Studio」を使ってAzure向けアプリケーションを開発する。こうした用途を提起するための機能強化を図る。
例えば仮想マシンの1つである「VMロール」は、Windows Server上で稼働するアプリケーションを展開でき、アプリケーションを容易にクラウドへ移行するのに役立つ。仮想ネットワーク「Windows Azure Connect」を利用すれば、Azure上のアプリケーションからSQL Serverへ安全にアクセスしたり、オンプレミスの管理ツールを使ってAzureのリソースを把握したりできる。
「既存のIT資産を活かしつつ、クラウドのメリットを享受する。これがクラウドの価値を引き出す現実解だ」(サーバープラットフォームビジネス本部 クラウド&アプリケーションプラットフォーム製品部 エグゼクティブプロダクトマネージャー 鈴木祐巳氏)。
Windows Azure
コンピューティング
Webロール、Workerロール、VMロール
「ロール」と呼ぶ種別で実行環境を提供する。「Webロール」は、インターネット経由のリクエストを処理するWebアプリケーション用途。「Workerロール」はWebロールと対になって業務ロジックなどを実行する。キューを介して他のロールからの要求を非同期に処理できる。「VMロール」はWindows Server 2008 R2が稼働する仮想マシン

【価格】1時間あたり4.37円(プロセサが1GHz、メモリーの容量が768MB、ディスクの容量が20GBの場合)
ストレージ
BLOB、テーブル、キュー
データの利用目的により3つのタイプを用意する。BLOBは画像や音声フィルなどを保存するストレージ。「テーブル」はスケーラビリティに優れた分散キーバリューストア。「キュー」は「Webロール」と「Workerロール」間でやり取りする、実行すべきタスクを保存する
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