ネットワンシステムズは2012年6月28日、東京・品川区のオフィスに「ソリューション・ブリーフィング・センター」を設立したと発表した。複数ベンダーの新製品を組み合わせて構築した、さまざまなシステム環境を体験できる。7月2日より利用を開始する。
同センターは、ユニファイドコミュニケーション関連製品のデモ用に利用していた施設をリニューアルしたもの。東日本大震災以降、事業継続や在宅勤務などソリューション視点でデモを希望する企業が増加。個別対応していたデモが好評だったため、センターの常設に踏み切った。必要なシステム環境は同社データセンターに構築しており、ネットワーク経由でアクセスできるため、ネットワンの各拠点や顧客のオフィスでもデモンストレーションできる。
現時点で体験可能なソリューションは、複数のデータセンターを連携させた「プライベートクラウドソリューション」と「災害対策・災害回避ソリューション」と、テレビ会議システムなどを使った「ワークスタイル変革」の3つ。例えば、ワークスタイル変革ソリューションのデモでは、在宅勤務する従業員が「VMware View」を使って、社内の仮想デスクトップ環境にアクセス。ビデオ会議システム「Cisco Telepresence」でオフィス勤務する同僚のミーティングに参加したり、ユニファイドコミュニケーションシステム「Cisco Jabber」で、スマートデバイス経由で外回りの営業担当者と会話したりする様子を紹介した。