未曾有の“システム災害”と言っていいだろう。レンタルサーバー事業者であるファーストサーバ(本社:大阪府大阪市)が2012年6月20日に引き起こした、データ消失事故のことである。「稼働率100%保証」を謳う同社のレンタルサーバーを使っているのは、企業、個人などを合わせ約5万件。その1割に相当する約5700件が蓄積してきたデータが消失した。約8割が企業であり、中にはデータ消失が事業継続に直結するEC事業者も含まれる。
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未曾有の“システム災害”と言っていいだろう。レンタルサーバー事業者であるファーストサーバ(本社:大阪府大阪市)が2012年6月20日に引き起こした、データ消失事故のことである。「稼働率100%保証」を謳う同社のレンタルサーバーを使っているのは、企業、個人などを合わせ約5万件。その1割に相当する約5700件が蓄積してきたデータが消失した。約8割が企業であり、中にはデータ消失が事業継続に直結するEC事業者も含まれる。
5700件のデータ消失事故はなぜ起きたのか、ファーストサーバの事故の経緯と背景を追う [ 2/2 ] 未曾有の“システム災害”と言っていいだろう。レンタルサーバー事業者であるファーストサーバ(本社:大阪府大阪市)が2012年6月20日に引き起こした、データ消失事故のことである。「稼働率100%保証」を謳う同社のレンタルサーバーを使っているのは、企業、個人などを合わせ約5万件。その1割に相当する約5700件が蓄積してきたデータが消失した。約8割が企業であり、中にはデータ消失が事業継続に直結するEC事業者も含まれる。