1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の事例を取り上げた。
タブレット
ローソン、Androidタブレット端末を1600台導入
店舗の指導員である「スーパーバイザー」に配布し、業務を効率化する。例えば、店舗管理業務。品揃えや衛生状況、防犯対策などをタブレット端末を使ってチェックし、レポートを作成。通信機能を使って、本部に送信できるようにした。これまでは、紙でチェックした結果を、PCでレポートにまとめていた。今後は、テレビ会議などにも利用する予定。端末はNECの「LifeTouch L」。 (2012/8/1)
情報共有
山陰合同銀行、情報共有システムを刷新
2012 年度から 2014 年度にかけて取り組む中期経営計画の一環で、IT環境の再整備を進める同行。本部から営業店への業務連絡である「通牒」や、電子規程、ドキュメント管理など、所管する部署ごとにサイロ化していた業務文書管理システムを統合。ポータルサイトから各種情報へ一元的にアクセスできるようにした。マイクロソフトの「Microsoft SharePoint Server」などを採用した。 (2012/8/6)
DWH
東京スター銀行、マーケティング用顧客DBを構築
既存CRMシステムの刷新がきっかけ。金融商品の販売実績や購入者の情報を格納。外貨預金や住宅ローンなどの個人向け新商品の開発と、ダイレクトメールやコールセンター、店舗での営業活動といった顧客へのアプローチの改善に生かす。2013年1月の稼働開始を予定する。日本テラデータが構築を担当。「Teradata Data Warehouse Appliance 2690」などを使用した。 (2012/8/7)
人事給与システム
公益財団法人がん研究会、人事給与システムを刷新
1908年に創立された日本初のがん専門の研究機関。約1700人の職員が研究・診療に従事する。医師や看護師、研究職、一般職員など職種が多く、給与や手当ての体系がそれぞれ異なるため、人事給与業務の負担が大きかった。同機関の事情に合わない旧システムを刷新し、人事労務の担当部門がコア業務に注力できるようにした。クレオマーケティングの「ZeeM人事給与」を採用した。 (2012/8/7)