[イベントレポート]
「グローバルのIT化は”Think Global、Act Local”が鍵」─CIO賢人倶楽部などがITの役割を考えるセミナー開催
2013年7月19日(金)田口 潤(IT Leaders編集部)
多少の円安傾向にあるとはいえ、経営・事業のグローバル化は加速する一方だし、加速させる必要もある。そんな中、CIOをはじめとするITリーダーは海外拠点を含めた全社の情報化戦略をどう策定し、推進するべきか。そもそも日本だけだったこれまでの情報化に対し、何かを変える必要性、あるいは必然性はあるのか――。
任意団体のCIO賢人倶楽部、経営とITのコンサルティング会社であるレイヤーズ・コンサルティングは、「復活日本~経営に貢献するITとCIOの役割」と題して、この問題に焦点を当てたセミナーを開催した(写真1、IT Leadersも共催)。講演では、「”Think Global、Act Local”という姿勢が欠かせない」、「日本企業に欠けているのは、海外の事業会社が納得できる一貫したITポリシーや、技術/プロセス標準」、「CIOの役割はIT自体やそれを生かしたコスト削減から、経営価値の創出やイノベーティブな事業創造に変わっていく」といった、示唆に富む指摘があった。

【写真1】
基調講演には、日本たばこ産業(JT)の引地久之IT部長が登壇した。周知の通り、かつて情報システムを全面アウトソーシングしていたJTは、2008年頃から自社主導に転換。外部のIT企業との二人三脚によるプライベートクラウドの構築をはじめ、システムの標準化、簡素化、全体最適化、それにグローバル化に取り組んできた(図1)。

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