[技術解説]

【ベンダープレゼンテーション】日本オラクルのビッグデータ活用支援策

2013年12月19日(木)岩崎 将之

企業がビッグデータの利活用を促進するには、ベンダーが提供する支援策などを利用するのが一案だ。ではベンダー各社は、具体的にどのような支援策を用意し、企業のビッグデータ活用を後押しするのか。今回、主要ベンダー7社の担当者に自社の取り組みを解説してもらった。ここでは日本オラクルの取り組みを紹介する。(編集部)  

コンサルティング~顧客が求める視点に応じたメニューを用意

 当社のビッグデータ活用支援サービスには、さまざまな組織の専門家が参画する。活用による価値を具現化するため、あらゆる視点で解決策を探り出せるようにしている。
 ここでは支援サービスを(1)アプローチ(2)メニューに分けて解説する。

(1)アプローチ
 企業がビッグデータ活用を効果的に進めて成果を出すには、製品や技術を理解するだけではなく、ビジネス上の背景や現状、将来像を描けるがカギを握る。そのためには関連部署と協働すること、ITアーキテクチャの全体最適を目指せるようにIT部門の役割を整理することが不可欠である。

 こうした取り組みを進めるには、複数のアプローチ(視点)が必要であると考える。そこで当社は3つのアプローチを提起し、それぞれに深い知見を持つ要員を備えることで対処できるようにする(図1)。

図1:ビッグデータ活用支援のアプローチと支える人材

・ビジネス視点
 「いかに企業の業績を向上させるか」、「そのために必要なビジネス上の施策は何か」、「その優先順位はどうあるべきか」という視点からビッグデータの価値を探る。

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