[新製品・サービス]

AWS、「Amazon AppStream」を開発者向けに一般公開

2014年3月19日(水)緒方 啓吾(IT Leaders編集部)

アマゾンデータサービスジャパンは2014年3月18日、アプリケーションのストリーミングサービス「Amazon AppStream」を一般公開したことを明らかにした。2013年秋のイベントで発表後、これまで一部の開発者向けに限定公開していた。

図:Amazon AppStreamのサービス概要(出典:アマゾンデータサービスジャパン)
図:Amazon AppStreamのサービス概要
(出典:アマゾンデータサービスジャパン)

 AppStreamは、2013年秋に発表した新サービス。アプリケーションをサーバー上で実行し、PCやスマートデバイスに配信するためのプラットフォームを提供する。AppStreamを使うと、デバイス側のハードウェア性能に縛られることなく、アプリを設計・開発できる。デバイスは、クライアントアプリケーションを実行するだけのリソースを備えていればよい。

 例えば、メモリーやストレージが限られたタブレット向けに、大量データを扱うアプリケーションを提供できる。グラフィック処理性能が劣るPCで、複雑な画像処理を駆使するようなアプリケーションを実行することも可能だ。サーバー側でアプリケーションを管理するため、アプリケーションを改ざんされたり、盗まれたりするリスクも回避できる。

 2013年秋に開催した年次カンファレンス「re:Invent」でサービスを発表後、一部の開発者向けにプレビューを公開していたが、このほど一般公開するに至った。

 一般公開に合わせて、リミテッドプレビュー期間中に寄せられた要望も取り込んだ。例えば、自動バージョン検出機能はその1つ。クライアントアプリを作成する際に使用したSDKのバージョンを検出し、互換性があるサーバーアプリケーションを自動で起動する。配布済みのクライアントアプリケーションの可用性を保ちつつ、AppStreamやSDKをバージョンアップしてサーバーサイドアプリケーションを機能強化できる。Mac向けクライアントアプリを開発するためのSDK(Software Development Kit) も追加した。

 

 

 

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