米アクセンチュアと米マイクロソフトの合弁会社、米アバナードの日本法人社長に2014年5月1日付けで就任した安間裕氏。就任会見で同氏は、「2015年におけるITベンダーの巨人には、マイクロソフトが復権する」と断言した。マイクロソフトとの合弁会社なのだから、その発言は当然とも言えるが、そこまで言い切れる理由は気になるところ。そう断言できる理由は何か。
日本企業のポジションは危機的、一歩一歩では追い付かない
企業のデジタル化に自信をみせる安間氏。アバナードの力を日本市場で発揮できるのだろうか。安間氏の分析によれば、「グローバルに見た日本企業の現状は危機的状況。一歩一歩では、もう追い付かない」という。
具体的には、売上高当たりEBITDA(Earnings Before Interest、Taxes、Depreciation and Amortization:利払い・税引き・償却前利益)や年商に占めるIT投資比率は世界最低。一方で販管費比率は世界最高になっている。安間氏は「単純にはいえないが、日本企業はまだまだIT化の恩恵を受けていない」と指摘する。
日本企業の現状を打破するために、安間氏は、かつてアクセンチュアで推進してきたアウトソーシングサービスなども組み合わせることで、デジタル化に貢献したいとする。加えて今後は、アクセンチュアやマイクロソフトが先導する案件を請け負うだけでなく、アバナードが直接担当する案件も増やしたい考えだ。「業務とITの双方が分かるITサービス会社としての強みを生かす。企業の認知も広がってきた」(安間氏)という。
安間氏がいうデジタル化が進んだシステムを実際に構築する段で、アバナードの強みになると考えられるのが、全世界20カ国以上で2万人を越えるエンジニアの存在だ。全く新しい仕組みを作るには、アプリケーション開発を含め、多数のエンジニアが不可欠だからだ。
クラウドコンピューティングやOSS(Open Source Software)コミュニティの力が台頭する中、マイクロソフトのテクノロジーが今後、どこまで伸びるのかは予測は難しい。だが、.NETエンジニアのコミュニティの存在は、マイクロソフトやアバナードにとっては追い風になるだろう。
Avanade / Microsoft / Accenture / SI / ITコンサルティング
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