ヴイエムウェアは2014年5月20日、「モバイルワークと仕事・働き方に関する実態・意識調査」の結果を発表した。対象は、国内の有職者/学生500人。雑誌「WIRED(ワイアード)」に委託して実施した。
モバイルワークの実施率は企業規模に反比例することが分かった。モバイルワークの経験を尋ねたところ、全体の64.9%が「社外でモバイルワークをする(いつもしている、もしくは時々する)」を選択した。企業規模別に見ると、100人未満が77.3%で最も比率が高い。以下、企業規模が大きくなるほど実施率は低下する。100~500人では63.8%、500~1000人では(60.0%)、1000人以上では57.9%だった。
モバイルワークの利点を尋ねる設問では、「仕事と生活を両立した働き方」(62.4%)がトップ。「業務の短時間・効率化」(46.3%)、「移動に伴う時間と費用の削減」(44.8%)が続く。「今後、移動中や社外で仕事をしたいと思うか」との問いには、58.6%が「積極的に仕事をしたい」「移動中や社外でする仕事を増やしたい」と回答した。業務のモバイル対応については、「とても重要」が48.5%。「重要」を合わせると84.3%に上る。
調査では、仕事に対する価値観も尋ねた。仕事をする上で最も重要視しているのは「ワークライフバランス」がトップ。43.4%を占めた。次いで、「給与」(16.9%)、「キャリア構築」(13.5%)が並ぶ。特に、女性は60.8%がワークライフバランスを最重要視すると回答した。一方、「プライベートと仕事を上手く両立できている」との問いに対しては、「とてもそう思う」は18.9%にとどまった。就労形態を阻害している要因についても尋ねた。トップは、「経営者の意識」で40.3%。以下、「職場以外の就業環境」(15.7%)、「働く人の意見」(15%)で続く。