ピュア・ストレージ・ジャパンは2014年5月22日、SSD搭載ストレージ「FlashArray 400」シリーズの製品ラインナップを拡充し、新モデル2機種とストレージOS「Purity」の新バージョンを発表した。都内で開催された製品発表会での内容をお伝えする。
フラッシュ・フォー・オールの実現に向けて
ピュア・ストレージが今後目指していくところはシンプルで、冒頭にも記したフラッシュ・フォー・オール(すべてのストレージをフラッシュに)というスローガンに集約される。
SSDの登場初期は、容量当たり単価下落のスピードが予想したよりも緩やかで、大容量を要するエンタープライズ/データセンター用途での普及はかなり先の話だと言われていた。また、技術的に成熟したHDDと比較しての、ディスクの耐久性や信頼性に関する懸念も多く指摘され、広範な普及には至らない状況が続いていた。だが、ここ数年でベンダー間での競争が活発になり、状況はかなり改善されてきている。
展示されたFlashArray 405。SSDにサムスン製、シェルフにデル製の汎用コンポーネントが採用されていた拡大画像表示
「データアクセスや処理のレイテンシ(遅延)がビジネスの成否を分けるというのは、今や少しも大げさな話ではない。あらゆる業種・領域のビジネスで“インスタントなITインフラ”が求められるようになった。今回、エントリーとハイエンドのモデルを投入して拡充されたオールSSDストレージの新しいラインナップにより、現在HDDが主流のティア1ストレージの置き換えを推し進めていく」とサングスター氏は強調し、近い将来のフラッシュ・フォー・オールの実現に自信を見せた。
2つの新モデルの販売は、FlashArray 405が5月22日、同450が6月より開始される。また、Purity 4.0は2014年6月に出荷開始予定となっている。なお、価格については東京エレクトロン デバイスへの問い合わせが必要だが、「FlashArray 405の最小構成価格が700万円台になる見通し」(山田氏)だという。
「FlashArrayでフラッシュ・フォー・オールを実現する」と意気込む、米ピュア・ストレージのジム・サングスター氏(右)と日本法人代表取締役の山田秀樹氏拡大画像表示
Pure Storage / SSD / データセンター
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