[市場動向]

東芝ソリューション、クラウドサービス開発にアジャイルとビッグデータを活用

2014年6月9日(月)緒方 啓吾(IT Leaders編集部)

東芝ソリューションは2014年6月9日、Pivotalジャパンとの戦略的協業を発表した。今後、自社サービス開発に、Pivotalのアジャイル開発サービスとツールを使用する。

 東芝ソリューションは今後、新しいクラウドサービスを開発・運用する際、アジャイル開発手法とビッグデータ分析技術を積極的に活用する。ユーザーニーズの変化をいち早く捉え、素早くサービスを改善できるようにするため。すでに提供開始している統合ビッグデータプラットフォーム上で、新サービスを提供していく予定。

 今回の発表に先立ち、2014年1月から3月にかけて、米サンフランシスコのPivotal Labs開発センターに研究者を派遣。ペアプログラミングなどのアジャイル開発手法と、Pivotalの開発支援ツールを利用した共同プロジェクトを実施。手法やツールの有効性を検証した。Pivotalジャパンによればアジア太平洋地域では初の試みだと言う。

 米Pivotalは、米EMCと米ヴイエムウェア、米GEが共同出資して、2013年4月に米国で設立したソフトウェアベンダー。PaaS(Platform as a Service)、ビッグデータ、アジャイルなど新しいテクノロジー分野に特化。ソフトウェアだけでなくコンサルティングサービスも提供する。ビッグデータ分析・活用を支援する「Pivotal Data Science Labs」や、アジャイル開発を支援する「Pivotal Labs」などがある。

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