阪急阪神ホールディングスは2014年4月、グループ60社の経理システムを共通化した。グループ全体における運用コストを削減するとともに、連結決算業務を迅速化することが狙い。導入を支援したアイテック阪急阪神とNECが、2014年6月18日に発表した。
阪急阪神グループ各社はこれまで、それぞれ独自の経理システムを構築・利用していた。このため、多大な運用コストが個別に発生するほか、連結決算業務が煩雑であることが課題となっていた。
そこで、ERPパッケージによるシステム一本化を図った。具体的には、NEC製の「EXPLANNER/Ai」の会計・債権・債務機能を採用。カスタマイズはしていない。
2014年4月の導入以来、すでに大きな効果が出ている。初期導入コストを58%、運用コストを14%削減。連結決算業務の効率化も実現した。会計基準や税制に変更があった場合のシステム対応手順を確立できたという収穫もあった。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | 阪急阪神ホールディングス |
業種 | 都市交通、不動産、エンタテインメント・コミュニケーション、旅行、国際輸送、ホテル |
導入システム | 経理システム |
導入目的 | 運用コストの削減、連結決算の早期化 |
導入時期 | 2014年4月 |
主な利用製品 | 「EXPLANNER/Ai」 |