船井電機は、特許管理システムをクラウド上に再構築した。自社と特許事務所が個別に管理している特許管理データを統合し、双方向でデータ更新ができる仕組みである。サービスを提供する富士通が、2014年10月22日に発表した。
同社はこれまで、特許管理システムを自前で構築し運用していた。この旧システムは社内利用に限られ、外部の特許事務所からアクセスすることはできなかった。厳しいセキュリティ要件を満たすには、専用のセキュリティ装置を導入するなど高額な初期費用が必要だったからだ。
しかし、特許・意匠・商標の届出や出願、権利消滅までの一連の手続き・管理業務においては、特許事務所との正確な情報のやり取りやダブルチェックが不可欠である。従来、こうした情報共有には紙の書類を使っていた。このため、情報伝達のタイムラグやシステムへの二重入力といった非効率が発生し、市場へのスピーディーな製品投入の足かせとなっていた。
そこで同社は、自社と特許事務所がそれぞれ保有するデータを統合。両者が入力するデータを、互いにリアルタイムで更新・確認できる環境をクラウド上に整備した。新システムにより、特許管理業務の負荷軽減や知財業務の迅速化を図る構えだ。
富士通の特許管理クラウドサービスを利用して構築した。今後、同社と取引のある国内特許事務所に展開していく。
| 【プロジェクトの概要】 | |
| ユーザー名 | 船井電機 |
| 業種 | 電気機器 |
| 導入システム | 特許管理システム |
| 導入目的 | 特許管理業務の負荷軽減、知財業務の迅速化 |
| 主な利用サービス | 「FUJITSU ビジネスアプリケーション ATMS PROPAS」 |
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



