りそなホールディングスは2014年6月、グループ会社である近畿大阪銀行の営業店システムを刷新。2008年10月に開始したグループ3行(りそな、りそな埼玉、近畿大阪)の営業店システム統一化プロジェクトを完了させた。製品を導入した富士通が、2014年12月22日に発表した。
新たな営業店システムは、システム環境の最適化やTCO削減を図るため、Webアプリケーション技術を用いて開発した。りそなホールディングスが所有するデータセンターにサーバーを集約。営業店の担当者は、Webブラウザから各種機能を利用する。
同システムの特徴の1つは、営業店で発生する紙の伝票をイメージデータとしてサーバーに保存する機能を持つこと。これにより、全拠点から伝票類の閲覧や更新が可能になり、業務プロセスの進捗状況を把握しやすくなった。現物回付事務の削減にもつながっている。
加えて、窓口営業を支援する機能を盛り込んだ。具体的には、顧客用と行員用にディスプレイを2つ搭載したコミュニケーション端末を装備。行員用のディスプレイ上で各種金融商品のシミュレーションを実施し結果を顧客用ディスプレイに表示する、顧客自身の操作が必要な画面だけを選択して顧客用ディスプレイに表示する、といった用途に利用している。
富士通の金融市場向けソリューションを採用。富士通とNTTデータ、NTTデータソフィアが構築を支援した。りそな銀行、りそな埼玉銀行における稼働時期は2011年9月。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | りそなホールディングス |
事業内容 | 金融 |
導入システム | 営業店システム |
導入目的 | 業務効率化、TCO削減、営業力強化 |
主な利用製品 | 「FUJITSU 金融ソリューション 営業店システム FBC」 |
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