米レッドハットの日本法人は2015年1月19日、同社のテクノロジーパートナー企業と協業し、彼らが持つレファレンスアーキテクチャーを加えたベストプラクティス「OpenStackソリューション」を提供すると発表した。OpenStackの検討から導入までの期間とコストを削減できるという。
提供されるベストプラクティスは、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform上でクラウド環境を構築する際に必要な支援サービスに、テクノロジーパートナーが持つハードウェア/ソフトウェアといった認定ソリューションを加加えたもの。認定ソリューションのカタログとレファレンスアーキテクチャーを利用することで、導入までの期間とコストの短縮を図る。
今回、レファレンスアーキテクチャーを提供するテクノロジーパートナーは次の11社。6WIND、A10ネットワークス、Cloudera、F5ネットワークスジャパン、エンタープライズDB、ジュニパーネットワークス、ニュアージュ・ネットワークス、ネットアップ、ブロケード コミュニケーションズ システムズ、ホートンワークス・ジャパン、ミドクラジャパン。
レッドハットは2013年に「Red Hat OpenStack Cloud Infrastructure Partner Network」を発表。これまでに1000以上のハードウェア/ソフトウェアを認定し、商用OpenStackソリューションとして「Red Hat Certifiedカタログ」に登録している。認定済みのハードウェア/ソフトウェアであれば、OpenStackやRed Hat Enterprise OpenStack Platformを含むRed Hat製品が一貫性のある性能が得られ、互換性が検証されているとする。
なお、OpenStack Platformのソフトウェアサブスクリプションと支援サービスは、レッドハットのほかに、アライアンスパートナー企業が提供する。
アライアンスパートナーは以下の14社である。伊藤忠テクノソリューションズ、サイオステクノロジー、シスコシステムズ、新日鉄住金ソリューションズ、TIS、デル、日商エレクトロニクス、日本IBM、NEC、日本HP(ヒューレット・パッカード)、ネットワンシステムズ、日立製作所、富士通、ユニアデックス。