センサー応用事業を営むSensinicsは2015年3月2日、IoT/M2M(モノのインターネット/機器間通信)関連サービスを提供するためのPaaS(Platform as a Service)である「Scalenics Device Platform」を開発し、サービス開発者向けにリリースしたと発表した。今春に商用サービスを開始する。
Scalenics Device Platformは、センサーなどを組み合わせたIoT/M2Mサービスを展開する際に必要な共通要素をPaaS(Platform as a Service)として提供するもの。サービス提供者は、デバイス側のソフト開発とクライアントアプリケーションを設計すれば、IoT/M2Mサービスを開発でき、安価にサービスを提供できる。
アプリケーション同士が通信するための仕組みとして「オープンAPI」を提供する。デバイス管理や、安全なデバイスの接続と認証、グローバル冗長されたセンサーデータの蓄積/ストリーム処理といった機能を、システムの一部として組み込める。
デバイスの接続では、通信経路を暗号化できるTLS(Transport Layer Security)プロトコルに対応。固有のトークン認証と併せて利用すれば、デバイスを安全に集約できる。