富士ゼロックスは2015年5月19日、クラウドを活用したプリントサービス「Cloud On-Demand Print」を2015年5月21日から発売すると発表した。クラウド上に印刷ジョブをアップロードしておけば、インターネット接続した同社の複合機から印刷を指示できる。同時に、クラウド対応などを強化したデジタル複合機18機種も発表している。
富士ゼロックスの「Cloud On-Demand Print」は、インターネット環境があれば利用できるプリントサービス。外出先で急に印刷が必要になった場合なども、同社複合機から指示できる。サテライトオフィスや工事事務所など設置期間が限定される環境などであれば、印刷のためのLANを施設しなくてすむ。
印刷ジョブのアップロードに対しては、専用モバイルアプリケーションやWindows専用の印刷ツールを無料で提供し、ブラウザ以外からも操作できるようにする。セキュリティにも配慮し、誰が、いつ、何を、どの複合機で印刷したかという利用ログの参照を可能にしている。
同社のクラウドストレージサービス「Working Folder」と連携させれば、Working Folderに格納した文書を編集してCloud On-Demand Printから印刷できる。
同時発表した複合機は、「ApeosPort-V」と「DocuCentre-V」のCシリーズ18機種。いずれも最新の制御用ソフトウェアを搭載。モバイルやクラウドなどへの対応機能を強化した。
具体的には、モバイル機器からの印刷機能として、「AirPrint」や「Print Utility for iOS/同for Android」「Google クラウドプリント」に加え、プリンタメーカーを問わず印刷できる業界標準仕様「Mopria」にも対応した。オプションの無線LANコンバーターを接続すればWi-Fi Directに対応し、アクセスポイントがない場所でもモバイル機器から直接複合機に印刷を指示できる。
Cloud On-Demand Printの料金は、10ユーザーまでの基本料金が月額1000円。ユーザー数の追加は10人単位で月額1000円。年間、5000件の契約を目指す。複合機の価格は、ApeosPort-Vが219万円(C2276PFS、税別)から、DocuCentre-Vが128万円(C2276P、税別)から。18機種合計で年間8万9000台の販売が目標である。
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