インフォテリアは2015年5月28日、同社のEAI/ESBソフトウェア「ASTERIA WARP」と、Tableau JapanのBI/データ分析アプリケーション「Tableau(タブロー)」との連携を可能にする専用アダプタ「Tableauコンポーネント」を発表した。同アダプタのエクスペリメンタルビルド(実験版)が6月9日より提供開始される。
膨大なデータを自社のビジネスで活用する取り組みが活発になっているのは周知のとおりだ。しかしながら、ビジネスインテリジェンス(BI)やデータ分析手法を導入するにはデータサイエンティストによる専門的なスキルや知識が必要で、そうした人材やスキル、知識の不足から二の足を踏む企業は多い。
そうした中で人気を集めているのが、データ分析に関するスキルや知識を持たない人でも高度なデータ分析を手軽に行えることを売りにしたBI/データ分析アプリケーションである。米タブローソフトウェアのTableauは、セルフサービスBIやアジャイルBIとも呼ばれるこの分野で人気の高い製品の1つだ。
Tableauコンポーネントを導入することでユーザーは、ASTERIA WARPで管理するさまざまなデータソースとTableauをつなげての、多角的な分析ができるようになる。また、ASTERIA WARPの機能を用いて、データ分析に必要なデータソースを定期的に自動抽出しておくことも可能だ。
今回、ASTERIA WARP用のTableauコンポーネントを提供することで、インフォテリアは、同ソフトの活用用途や販路のさらなる拡大を図っていく構えだ。上述のとおり、Tableauコンポーネントは試用版の位置づけでエクスペリメンタルビルドが2015年6月9日より提供開始される。