データベースシステム関連サービスなどを提供する富士通北陸システムズ(FJH)は2015年8月10日、Oracle Databaseの機密データを保護するための統合セキュリティサービスを開始したと発表した。外部/内部からの不正アクセスに対する防御策を提供する。
新サービス「Fujitsu セキュリティソリューションDBディフェンスソリューション for Oracle」が対象にするのは、Oracle Databeseの11g以上。外部からのアクセスに対しては、ファイアウォールを用いてデータベースへのアクセスをモニター/遮断するほか、監査ログを収集する。
内部のアクセスに対しては、許可された利用者だけがアクセスできるように制御し、職務分掌を確立して、データベース管理者などによる不正アクセスからデータを保護する。データベースの透過的暗号化や、バックアップデータの暗号化、機密データの伏字化も実施し、ハードウェアによる暗号化にも対応する。
導入サービスと運用支援サービスを提供する。導入サービスでは、ユーザーのセキュリティ要件に基づき、構成を提案。導入作業で使用する設計書の説明や、設計書に記載した値をレビューした後に実際に導入する。
運用支援サービスでは、運用後のQ&Aに対応。導入サービス後に発生した追加のセキュリティ要件には、電話やメールなどで設定を支援する。
料金は、導入サービスが185万円から、運用支援サービスが100万円から。いずれも要件に合わせて個別に見積もる。今後3年間で2億円の売り上げを目標にする。