千代田化工建設の子会社で、エネルギー/IT関連サービスを提供する千代田システムテクノロジーズ(CST)は2015年9月25日、プロジェクト管理に特化したクラウドサービス「CST PROJECT CLOUD」を開始したと発表した。国際プロジェクトや、本社と支社、工場、現場など複数拠点間のプロジェクト情報を共有できるようにする。
「CST PROJECT CLOUD」は、プロジェクトマネジメントを支援するためのポータルサービス。スケジュールマネジメントやリソースマネジメントのための「Primavera P6」、プロジェクトコストや設計進捗、工事進捗の管理ツール「PRISM G2」のほか、「Sharepoint」「AutoCAD」などをインターネットで利用できる。専用の「プロジェクト・ポータル」を使って、マネジメントやエンジニアリング環境を手軽に構築できる。
情報共有に向けては、ドキュメントファイルサーバー、ツールのトレーニングビデオ、プロジェクトメンバーとの簡易チャット、管理者向けのアプリケーションごと/利用者ごとの利用履歴の確認といった機能を用意する。
標準で用意しているアプリケーションに加えて、ユーザーが開発/作成したプログラムを追加できる。API(Application Programming Interface)やWebサービスを利用して、クラウド上のシステムと社内のシステムを連携することも可能だ。
バックボーンは、クラウドでプロジェクトマネジメントを提供するLoadSpringの環境をカスタマイズしている。国内のほか世界規模のサポート体制(24時間/365日)を提供する。英語でのサポートにも対応する。セットアップが不要で、申し込み後、利用者数に応じた適切な設定でインストール作業を実施する。最短1週間で、利用者はアプリケーションを利用できる。
千代田システムテクノロジーズは、教育やサポートなどを含めたワンストップサービスとして提供する。