富士通北陸システムズ(FJH)は2015年12月7日、日本オラクルが提供するパブリッククラウドサービス「Oracle Cloud」の基盤サービスである、「Oracle Cloud Platform」に対応した、導入、移行、運用サービス「クラウドソリューション for Oracle」の提供を開始したと発表した。
「クラウドソリューション for Oracle」は、新たに「Oracle Cloud Platform」を利用する場合や、Oracle Databaseのバージョンアップ検証、オンプレミス環境からの移行について、導入、移行、運用まで対応するサービス。クラウド環境を使った新規システム開発に加え、オンプレミス環境で稼働しているシステムのクラウド環境への移行、クラウド環境への移行に当たっての事前の検証としての利用などに対応する。
「Oracle Cloud」は、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)、DaaS(Data as a Service)を統合したもの。インフラ層のコスト削減に加え、データベースソフトや管理コストを含めたTCO(総所有コスト)の削減を図れる。新サービスは、システム開発を迅速かつ容易に開始できるように体系化していて、認定スペシャリスト資格を持つ専任要員が要件に適合したOracle Cloud Platform環境を短納期で提供する。
サービスは、「クラウドスタート for Oracle」と「クラウドマイグレーション for Oracle」の2つを用意している。クラウドスタート for Oracleは、「Oracle Database Cloud Service」「同Database Backup Service」「同Java Cloud Service」を初めて利用するユーザーを対象にしたサービス。クラウド環境の初期設定や購入するクラウドサービスの設計、カスタマイズ作業を実施する。
クラウドマイグレーション for Oracleは、オンプレミスで稼働している既存のOracle Databaseシステムを、Database Cloud Service、Database Backup Service、Java Clud Serviceへ移行するユーザーを対象にしたサービス。既存の機能や操作、運用管理を変えずに、クラウド環境への移行を支援する。
価格は、クラウドスタート for Oracleが50万円から(税別、個別見積。以下同様)、クラウドマイグレーション for Oracleが200万円から。