LIXILは、生産日程計画や生産指示、実績管理などを担う製造実行システム(MES)を刷新し、本格活用を進めている。プロジェクトを支援した新日鉄住金ソリューションズが2016年6月9日に発表した。
トステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が経営統合して発足したLIXILは、建材や衛生陶器、キッチンなど幅広い商材をグローバルに展開している。これまで、業務ドメインごとに統合前の各社が構築・運用してきたシステムをベースにしていたが、プロセスの複雑化やコスト増といった問題が浮上し、その解決に向けた取り組みを急いでいた。
中期計画「L-ONEプロジェクト」の下、2014年から統合生産管理システムの構築を検討。全体を実行層、計画層、実績層、設備制御層の4レイヤーに区分し、先の3つについてはパッケージソフトの適用で、業務の標準化と最適化を図ることを基本方針に掲げた。
MESの領域については、ダッソー・システムズの「DELMIA Apriso」を採用。その導入実績や、製造業でのノウハウを評価しNSSOLに支援を仰いだ。既に本格活用を始め、製造現場の状況をリアルタイムで把握し、分・秒単位で作業指示に活かすといった基盤として稼働している。今後、海外を含む40拠点に対象を拡大していくという。
| 【プロジェクトの概要】 | |
| ユーザー名 | LIXIL |
| 事業内容 | 建材・設備機器の製造販売 |
| 導入システム | 製造実行システム(MES) |
| 導入目的 | 5社統合によって複雑化したシステムから脱却し、製造業務プロセスの最適化・効率化を図る |
| 主な利用製品 | 「DELMIA Apriso」(ダッソー・システムズ)。プロジェクトは新日鉄住金ソリューションズが支援 |
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-


