TISインテックグループのクラウド・スコープ・テクノロジーズは2016年7月11日、クラウド環境に対応した監視システム「Monarch(モナーク)」をリリースした。ユーザーインタェースの利便性やWebシナリオ監視機能、処理能力などの向上を図った。
「Monarch」は、クラウド・スコープ・テクノロジーズが販売する仮想化環境やネットワークの監視・管理システム「MoonWalker」の経験を活かしながら、クラウド環境に対応し、処理能力を向上した監視システムである。
クラウド環境で機能するため、時間や場所を問わずシステムを操作できる。確認したいデータを自ら編集することも可能だ。
eコマースビジネスに対応するために、Webシナリオ監視機能を搭載している。Webシステムの応答時間やサーバーの状況などを要望に合った基準で監視可能にする機能を追加していて、ユーザーそれぞれの事情に即したWeb監視ができるようになる。
システム更新時間の短縮も図れる。単一システムで導入した場合でも、ソフトウェア更改などの際にシステム中断時間を数分以内にするための構成になっている。データセンター事業者といった安全性を求めるユーザーは、冗長構成で利用して監視運用の中断時間をなくすことも可能である。
処理能力の向上を図っており、従来の同社の製品に比べ、2倍以上の監視対象を処理することが可能になった。