NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2016年12月8日、安全な閉域網上にマルチクラウド環境を構築できるサービス「Arcstar Universal One Multi-Cloud Connect」で、AWS(Amazon Web Services)の導入・実装・運用を一元的に支援するサポートメニューの提供を開始した。
NTTコミュニケーションズは、ネットワークサービス「Arcstar Universal One」のオプションで、柔軟かつ安価にマルチクラウド環境を構築できる「同Multi-Cloud Connect」を契約しているユーザーを対象に、従来のMicrosoft AzureとOffice 365に加え、AWSの導入から実装、運用までの包括的なサポートを提供すると発表した。
具体的には、クラウドからネットワーク、LAN環境までのすべてをサポート範囲とし、導入の検討から運用に至るまでを一元的にサポートする。ユーザーの環境やニーズに合わせて、用意したメニューから必要なサポート内容を自由に選択できる。
NTT Comのエンジニアが、要件をヒアリングしたうえで、構成および各リソースの設計・設定から導入まで、一貫したサポートを行う。クラウド導入に際して必要となるWAN環境の設計などについても適切に支援する。オンプレミスとクラウドを併用する場合についても、ユーザーのIT環境全体を踏まえたうえで、適切な提案をする。
複数の事業者を使って自社で対応する場合と比較し、AWSなどの導入・実装・運用に関わる手間やコストを削減できる。
提供メニューには、Multi-Cloud Connectからの各クラウドサービスへの接続をサポートする「クラウド接続メニュー」、AWSの導入などをサポートする「AWS利用メニュー」などがある。
価格は、クラウド接続メニューが11万円(税別、以下同様)からで、AWS利用メニューが35万円からなどになる。