TISは2017年1月25日、マーケティングクラウドサービス「TISMarketing Canvas」を発表した。カスタマイズ可能なMarketing Automationやテンプレート化されたBI(Business Intelligence)など、企業に求められるマーケティング機能を提供する。
「TIS Marketing Canvas」は、マーケティング業務に求められる、顧客データの統合やデータベース構築、顧客分析やマーケティング分析、マーケティング施策の自動化などの機能群をクラウド上で統合的に提供・管理するマーケティングクラウドサービスである。AWS(Amazon Web Services)をベースにしたクラウド上にコンポーネントやOSS(Open Source Software)を組み合わせて提供する。導入前のコンサルティングから、既存システムとマーケティングシステムとの連携に関するインテグレーション、導入後の運用までを一貫して支援する。
TISのノウハウを体系化したテンプレートを活用して導入期間の短縮とコスト削減を実施しながら、個々の企業が持つマーケティング上の課題に合わせてカスタマイズ導入できる。ニーズに応じてクラウド上のコンポーネントを組合せて利用可能で、最小構成の場合で月額50万円から(初期構築費用はビジネス要件に応じて別途見積)利用可能だ。
2017年2月1日に、「Data Management領域(Data Integration・Data Processing)」と「Business Intelligence & Analytics」および「スケジュール実行型Marketing Automation(MA Scheduled Execution)」の提供を開始する。
その後は、「ID Exchange(個人情報変換機能)」「リアルタイム実行型Marketing Automation(MA Real-Time Execution)」などのサービス・メニューも順次展開していく予定だという。
TISは、流通小売・EC・通信・旅行・不動産などのB2C(Business to Consumer)企業向けに提供し、2020年までに40社への導入を目標にする。