パシフィックビジネスコンサルティング(PBC)は2017年2月20日、マイクロソフトのERP製品であるMicrosoft Dynamics NAVの新バージョンを発表した。PBCがクラウドプラットフォームMicrosoft Azureとの連携を強化したほか、5カ国語対応を実現した。
マイクロソフトのDynamicsシリーズには、CRMの「Dynamics CRM」、大規模向けERPの「Dynamics AX」、中規模向けERPの「Dynamics NAV」がある。このうちCRMとAXに関しては日本マイクロソフトがローカライズして提供しているが、NAVに関しては日本マイクロソフトではなく、PBCがローカライズを担当している。
NAVは、デンマークのNavision Softwareが開発したERPで、2002年にマイクロソフトが同社を買収、Dynamicsシリーズに組み込んでいる。PBCはNavision時代の2001年から同社製品を取り扱っていたことから、引き続きローカライズを担当している。
今回発表したのは、マイクロソフトが2016年10月にリリースした「Dynamics NAV 2017」にPBCがローカライズ、機能追加を行ったもの。
新機能として、Microsoft Azureの機械学習機能であるAzure Machine Learningと連携した。機械学習の専門知識を持たないユーザーでも、容易な操作で様々な業務の予測や分析が可能となった。
Outlookとの連携も実現した。Outlookの画面からDynamics NAV画面を呼び出し、顧客の与信情報の確認や、見積書、受注伝票の作成・送付などが行える。また、マイクロソフトのセルフサービスBIツールであるPower BIをNAVの画面に埋め込み、分析画面として使うことも可能になった。
コーディングレスで、モバイルアプリ開発やシステム間連携も行えるようになった。今回からNAVと連携したPower Appsは、モバイル対応のビジネスアプリケーションをコーディングレスで開発できるAzureのサービス。MS Flowは、アプリ間、サービス間のデータ連携を可能にするワークフロー自動化ツール。そのほか、Visual Studio Codeでカスタマイズ開発を行えるようになった。
PBCでは、日本語ローカライズのほか、中国語、香港語、タイ語、ベトナム語への対応も行っている。PBCは2016年にタイに現地法人を設立しており、そこを拠点にDynamics NAVのタイ、ベトナムでの拡販を目指す。