日商エレクトロニクスが金融業界を対象に、NTTデータのRPAツール「WinActor」と、なうデータ研究所のBRMSツール「NaU DSP」を活用した業務自動化サービスの提供を開始した。
日商エレは、「WinActor」と「NaU DSP」を活用した業務自動化サービスを本格展開する。RPA(Robotic Process Automation)、BRMS(Business Rule Management System)、AI(Artificial Intelligence)などの技術を活用する、金融業界を対象にした業務改善ビジネスの提供を開始した。
日商エレの業務自動化サービスは、業務改善基盤に採用するBPM・ECM・CRMの各ソフトウェアに国産のRPA/BRMSツールである「WinActor」や「NaU DSP」といった認知技術を組み合わせる。これにより、日々の定型業務に対する部分最適から業務全体を俯瞰した最適化まで、幅広く業務改善の支援を行う。
具体的には、RPAにより業務に付随する単純・大量な作業の一括自動処理を可能にする。必要な書類の判定・不備判定など、業務や書類ごとに異なる複雑な業務ルールを体系管理し、自動判断できるようにする。手続き内容(ライフイベント)に応じた商品情報なども提供する。
BPMによって、業務全体をペーパーレス化できるほか、処理実績のモニタリング・分析から業務の改善も図れる。
日商エレは、初年度にRPA/BRMSによるサービスで50社への導入、1億円の売上を目標にする。