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エンバカデロ、ソースコード不要で80以上の企業向けサービスに接続可能なコネクタを提供

2017年7月21日(金)IT Leaders編集部

エンバカデロ・テクノロジーズは2017年7月20日、クロスプラットフォーム対応アプリケーションの統合開発環境「RAD Studio/Delphi/C++Builder」から、クラウドサービスなどに安全かつ簡単にアクセスできる「Enterprise Connectors」のβ版を公開すると発表した。そのために、米CData Softwareと提携する。リリース版は2017年夏に提供する予定。

 エンバカデロ・テクノロジーズの「Enterprise Connectors」は、RAD Studioの共通データアクセス機能「FireDAC」を活用し、さまざまな企業向けサービスと接続可能にする。各サービスのAPI(Application Programming Interface)を使用せずに、コンポーネントのドラッグ&ドロップ操作で、SalesforceやSAP、AWS、Office 365などのデータを利用したアプリケーション開発を迅速に行える(図1)。

図1●Enterprise Connectorsを使って接続できるサービス図1:Enterprise Connectorsを使って接続できるサービス
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 各サービスを利用するためのAPIは、コンポーネントによってカプセル化されているため、開発者はサービスの違いや仕様変更などに影響されずに、多様なエンタープライズサービスを利用できる。

 既存システムとクラウドの接続にも活用可能だ。Enterprise Connectorsを利用したビジュアル開発によって、APIやSQLなどの接続部分の開発を省略できる。

 RAD Studio/Delphi/C++Builderでは、マルチデバイス開発が行えるため、クラウドなどのサービスのデータを利用したWindows、macOS、iOS、Androidのアプリケーションを簡単に開発できるようになる。WindowsおよびLinux向けのサーバーサイドアプリケーションでも、エンタープライズサービスへの容易なアクセスを可能にする。

 製品ラインアップには、Salesforce、MailChimp、Paypal、Google BigQuery、Facebookといった45種類以上のサービスと接続が可能な「Enterprise Connectors」と、Marketo、Google Analytics、Office 365、Boxといった80種類以上のサービスと接続可能な「Enterprise Connectors Plus」がある。

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