グレープシティは2017年7月26日、業務アプリケーション開発に活用できるコンポーネントを備えたスイート製品「ComponentOne Studio」で、Microsoftのクロスプラットフォーム開発プラットフォーム「Xamarin」で利用可能なUI(ユーザーインタフェース)コンポーネントを追加した新バージョン「2017J v2」をリリースした。
グレープシティの「Xamarin」は、複数デバイス用のアプリケーション開発を支援し、クロスプラットフォーム開発を可能にする基盤である。Visual Studioを利用し、C#で複数基盤のアプリケーション開発ができる。
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ComponentOne Studio for Xamarin(C1 Xamarin)は、Xamarinに対応したUIコントロールを集めたパッケージである。Android、iOS、およびWindows 10(UWP)でコードを共通化しながら、各OSのネイティブUIの構築を可能にする。
C1 Xamarinが提供する各コントロール(UI部品)は、Xamarin基盤を通じて各OSのAPIにマッピングされる。C#やXAMLを開発言語としてUIの開発が可能になるので、C#エンジニアはVisual StudioやVisual Studio for Macでモバイルアプリケーションを開発可能になる。
開発したアプリケーションは、各OS固有のAPI(Application Programming Interface)を利用したネイティブアプリケーションになる。
ComponentOne Studio Enterpriseの定額制のサブスクリプション契約料金(税込み)は、1利用者ライセンス当たり16万2000円、1年単位の更新費用は6万4800円。基盤限定のエディションであるC1 Xamarinは、1利用者ライセンス当たり10万8000円(更新費用は4万3200円)。